【最新版】ビジネスを学ぶなら!【イギリスおすすめ大学院ガイド】ブランド志向?挑戦しやすさ重視?<MBA編>
はじめに
「キャリアの飛躍を目指してMBAを取得したい」──そう考えたとき、真っ先に思い浮かぶのがアメリカとイギリスのビジネススクールです。
特にイギリスは、1年制で効率的に学べること、世界トップクラスの大学が集まっていることから、多くの日本人に選ばれています。
とはいえ「有名校のMBAに挑戦したいけどハードルが高そう…」「英語スコアや学部成績に自信がないけどMBAは諦めたくない」と悩む方も少なくありません。

そこで本記事では、イギリスでおすすめのMBAコースを2つの視点で紹介します。
- 世界トップブランドでキャリアに差をつけたい方向けのMBA
- 英語スコアや成績に自信がなくても挑戦しやすい優良MBA
自分のキャリアや状況に合わせて、最適な選択肢を見つけてください!
その前に・・MBA、MiMやManagemente専攻との違いを知りたい方は以下記事をご覧ください!
A. 世界トップブランドでキャリアに差をつけたい方向け(4校)
University of Oxford — Saïd Business School:MBA(1年制)
概要
オックスフォードMBAは、1年で経営の基礎から実践までを射程に入れるプログラムです。自分の関心領域を掘り下げ、戦略性とリーダーシップを鍛える一年間。会計・戦略・組織行動など8つのコア科目で基盤を固めつつ、気候変動や格差といった世界規模の課題を横断テーマとして扱い、学びを社会的インパクトにつなげます。クラスは国籍・バックグラウンドがきわめて多様で、世界中の同窓ネットワークや第一線の研究者・実務家との接点も豊富。
ポイント
必修のGOTO(Global Opportunities & Threats: Oxford)で、毎年変わる地球規模課題にチームで挑み、解決提案まで作り込む実践科目がある。

- QS/THE で世界トップクラスの評価
- 59カ国籍・女性48%のクラス構成
- 倫理観・社会貢献を重視したカリキュラム
- 強固な卒業生ネットワーク(政治・経済・起業界)
- 卒業後3カ月内定率72%到達
こういう人におすすめ
国際的ブランドと強固な同窓ネットワークを梃子に、社会的インパクトとキャリア加速を同時に狙いたい人。短期集中で学び切りたい人。
公式WEBサイト
▶︎ Oxford MBA – Saïd Business School
London Business School(LBS):MBA(15〜21ヶ月)
概要
世界で最も有名なMBAの一つ。ロンドンの中心で学び、金融からコンサルまで幅広いキャリアに直結。LBSは15のコア+100科目超の選択科目と、15・18・21カ月から修了時期を選べる柔軟さが特長で、自在に組み合わせて自分だけの履修を組み立てられます。ロンドンの企業・投資家・スタートアップとの距離が近く、LondonCAP/London Consulting Projectsなど実企業向けのプロジェクトで手を動かす機会が豊富。世界中に広がる55,000人超の校友と繋がることで、在学中から専門性と機会の幅を広げられます。
ポイント
Global Experience(海外での1週間の集中課題)やLondonCAPなど“現場で手を動かす”実務プロジェクトが体系化されている。

- FT 世界MBAランキング上位常連
- LondonCAPで実企業に提案
- 柔軟なプログラム期間(15〜21ヶ月)
- 選択科目100科目超の充実度
- 2024卒内定受諾率86%公表
こういう人におすすめ
ブランド力・人脈・実務経験を総合的に伸ばし、キャリアを国際的に広げたい方。ロンドンでの就職・転職や業界横断のネットワーク形成を重視し、在学中に専門性を深掘りしたい人。学びの“幅×深さ×柔軟性”を最大化したい人。
公式WEBサイト
▶︎ London Business School MBA
University of Cambridge — Judge Business School:MBA(1年制)
概要
ケンブリッジMBAは、コア科目→選択科目→コンセントレーション→ライブ型プロジェクトと段階的に学びを深める1年制です。前期のCambridge Venture Project(CVP)では地元企業の市場課題にチームで取り組み、後期のGlobal Consulting Project(GCP)では英国内外の企業に対して4週間の実務コンサルを実施します。選択群はDigital Transformation/Sustainable Business/Entrepreneurshipなどのコンセントレーションで焦点化でき、大学全体のイノベーション・エコシステムとの連携で、起業・新規事業・戦略職へ直結する経験を積めます。
ポイント
ローカル企業向けのCVPに加え、海外企業とも組むGCP(Global Consulting Project)で実務課題を4週間で解決する

- 世界トップ大学のブランド
- 地域企業に市場提案✖️4週間の国際コンサル
- 4ターム構成で段階的に学ぶ
- 起業支援・アクセラレーション制度
- 卒業生の97%がキャリア転換
こういう人におすすめ
テクノロジー×ビジネスの最前線で、起業・新規事業や戦略職に直結する経験を積みたい人。密度の高い1年で次の一歩を踏み出したい人。
公式WEBサイト
▶︎ Cambridge Judge MBA
Imperial College Business School:MBA(1年制)
概要
インペリアルのMBAは、経営の主要領域にテクノロジーの視点を重ねるのが持ち味で、科学技術系の強みとビジネスを横断して学べます。学期冒頭にはImperial Innovation Challenge(1週間)があり、インペリアルの研究者やディープテックの現場と組んでビジネス解を模索。加えて、Global Experience Weekでは海外の産業や社会課題の最前線に身を置き、現地の企業・組織と交流しながら実践的に学びを深めます(近年はアフリカや北欧など多様な渡航先の事例あり)。
ポイント
Imperial Innovation Challenge(1週間の集中実践)やGlobal Experience Weekなど、海外現地での課題解決を含む“没入型”学修がある。

- イノベーション・デジタル変革に特化
- 23卒平均年収£63,364、24卒6カ月就職率92%達成
- 海外実地の体験週を実施
- 革新チャレンジ1週間集中実施
- ディープテック連携に強み
こういう人におすすめ
STEM/デジタル変革の文脈でリーダーシップを発揮したい人。ロンドンのスタートアップから大企業まで横断的に接点を持ちたい人。
公式WEBサイト
▶︎ Imperial College Business School MBA
B. 英語スコアや成績に自信がなくても挑戦しやすい優良MBA(4校)
Warwick Business School(WBS)|Full-time MBA(12カ月)
概要
1年間で国際トラベル、無制限のコーチング、企業との実案件まで一気に経験できる“高密度”が持ち味です。多業界・多文化の同級生と学び合いながら、授業内外で徹底的にリーダーとしての意思決定力を鍛えます。カリキュラムでは8つの必修で経営の基礎を固め、サステナビリティを必修群に横断的に組み込むなど、時代の要請に応える学びを提供。1年で「Change Maker」としての自分を引き上げたい人にとって、学習とキャリア支援が有機的につながる環境です
ポイント
キャリア支援は1対1コーチングが「無制限」。渡航型の学びや企業課題の実践も含め、短期での成長を後押しする仕組みが整う。

- PIM交換で最大4カ月留学
- 企業実案件で実務力を強化
- 全ての必修科目にサステナビリティを横断的に反映
- 無制限の1対1キャリア支援
- 海外スタディトリップで国際的視野を広げる
こういう人におすすめ
実務直結の濃い経験と個別コーチングを重視し、1年で視座もスキルも一気に引き上げたい人。“堅実な名門”で確実に力をつけたい人。
公式WEBサイト
▶︎ Warwick Business School MBA
Alliance Manchester Business School|Full-time MBA(15/18カ月)
概要
Manchester Method(体験学習)で、ライブのコンサル案件や国際プロジェクトに複数回関わるのが特徴。マンチェスターのMBAは“Manchester Method”と呼ばれる体験学習が核で、在学中に実在クライアント向けのコンサルティングを3案件も手がける点がユニークです。基礎領域を押さえるコア科目に続き、現場で「学び→即実践」の往復を何度も重ね実践的な学びが担保されており、希望者は10〜12週間のインターンに挑戦することも可能。社会課題や脱炭素など同時代のテーマにも踏み込み、ビジネスのリーダーとして必要な視座と実装力を同時に鍛えます。
ポイント
カリキュラム内で3つのコンサルティング・プロジェクト(累計150時間のクライアントワーク)にコミットする。

- 15/18カ月から期間を選択
- 3つのコンサル案件に参画
- 海外拠点の選択科目+スタディツアーで現地から学ぶ
- IBP約550時間の大型実習
- 10〜12週のインターン選択
こういう人におすすめ
「学んだらすぐ使う」スタイルで、コンサル・事業開発など実務力を鍛えたい人。プロジェクト経験を武器にキャリア転換を狙う人。
公式WEBサイト
▶︎ Alliance Manchester Business School MBA
Durham University Business School|MBA(Full-time/12カ月)
概要
理論と実務を緊密に結びつける1年で、個々の目標に合わせて学びをパーソナライズできるのが特徴です。全体の骨格で経営の基礎とリーダーシップを磨きつつ、Entrepreneurship/Consultancy/Technologyの3パスウェイから進路に直結する領域を深掘り。教室での学びを現場の課題解決へとつなげる設計により、キャリア戦略と学習内容が一本化されており、短期間での方向転換にも手応えを感じやすい構成です。
ポイント
3パスウェイに加え、業界エキスパートのマスタークラスや1対1メンタリングで、進路に即した実践的サポートが受けられる。

- 起業・コンサル・テクノロジーから選べる
- 海外現地分析科目を設置
- 地域団体向け課題解決プロジェクト
- 社会人学生が多い
- 中規模都市で学びやすい生活環境
こういう人におすすめ
起業・コンサル・テックなど、志向が明確で「選んで深める」学び方が合う人。1年で的を絞って成果を出したい人。
公式WEBサイト
▶︎ Durham University Business School MBA
Cranfield School of Management|The Transformation MBA(約12カ月)
概要
クランフィールドのMBAは英国最古級の伝統をもちつつ、2023年に全面リニューアルして “Transformation MBA”として再始動。2024年に60周年を迎え、長年の産業界との結びつきを背景に、実務家が自らを次のリーダー像へと更新することに主眼を置きます。1年強のコンパクトな期間で、基礎から実践までを螺旋的に積み上げ、ネットワークとマインドセットの両輪を強化。キャリアの節目で発想と行動様式をアップグレードしたい人に応える、骨太のMBAカリキュラムです。
ポイント
2024年に60周年を迎え、2023年に全面リニューアル。最新トレンドを取り込んだMBAとして“再設計”された。

- AACSB/AMBA/EQUISを取得しているトップ1%のプログラム
- 2023刷新・創立60周年の節目
- 三つの実践プロジェクトで実在の企業課題に挑む
- 通年の単位付きキャリア開発で着実に実力を底上げ
- ESCPへの1カ月交換留学で欧州の現場経験を積む
こういう人におすすめ
実務年数が長めで、自身のリーダー像を再定義したい人。ネットワーク・知見を更新し、次の役割に踏み出したい人。
公式WEBサイト
▶︎ Cranfield School of Management ーThe Transformation MBA
まとめ
イギリスMBAは以下二つの方向性があります。
- トップブランド重視派(Oxford, Cambridge, LBS, Imperial)
- 挑戦しやすい優良プログラム派(Warwick, Manchester, Durham, Cranfield)
あなたのキャリアゴール、英語力、投資可能な費用と時間に合わせて選ぶことが大切です。
自分の適性を知りたい方へ
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